名古屋市視覚障害者協会 研究部(平野、星野)
テーマ | 視覚障害者の就労と再雇用について |
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日時 | 平成30年2月11日(日・祝) 13:30~15:30 |
会場 | 名身連福祉センター4階ホール(名古屋市中村区) |
参加者 | 44名 |
日程 |
13:30 開会挨拶(田中会長) 13:40 第1部(司会:平野) 講演 「視覚障碍者の就労と雇用について」 講師 工藤正一氏 (社会福祉法人日本盲人会連合総合相談室室長) 14:20 第2部(司会:星野) シンポジウム 「就労の現状と本音を語る」 シンポジスト 大川一樹氏、河部千鶴氏、原田恭宏氏 15:25 閉会挨拶(新井副会長) |
内容
■第1部:
講師の工藤氏から、視覚障害者の雇用を取り巻く状況として、障害者全体の雇用就労状況からは視覚障害者の実態はわからないこと、他の障害と比較して視覚障害者は体制面などの課題がたくさんあり十分な支援が受けられていないことなど、豊富な相談事例を示してお話してくださいました。
さらに、中途視覚障害者に関しては、在職中に適切な支援を受けることが重要である点を強調されていました。
■第2部:
3名のシンポジストの方からご自身の障害状況と就労に関する体験報告がありました。
大川氏からは、障害の発生、就労していた一般企業との就労継続の取り組み、進路変更の決断と盲学校での資格取得、そして現在の病院勤務の状況をお話しいただきました。
企業との就労継続の交渉に関しては、障害者雇用支援機構の雇用管理サポート制度(愛知障害者職業センターと名古屋盲人情報文化センターが実施)と在職者職業パソコン訓練(愛知障害者職業能力開発校と名古屋盲人情報文化センターが実施)の制度を利用したことも報告されました。
河部氏からは、視力の低下、公務員として就労中の勤め先を休職した経緯、休職期間中のパソコン講習などのスキル獲得の取り組み、復職に向けた勤め先との交渉、復職した現在の勤務状況などをお話しいただきました。
復職の取り組みに関しては、名古屋市総合リハビリテーションセンターと名古屋盲人情報文化センターで受けたパソコン講習や支援の様子も紹介されました。
原田氏からは、障害の発生、勤め先からの離職、名古屋市総合リハビリテーションセンターでの各種訓練の受講内容、現在の就職活動の状況をお話しいただきました。
こうしたシンポジストの発表に対して、講師の工藤氏に加え、来場していた県内の関係者からも助言や問題提起が行われました。
■来場していた関係者:
愛知障害者職業センター
名古屋市総合リハビリテーションセンター視覚支援課
名古屋東ジョブトレーニングセンタ(名古屋ライトハウス光和寮)
名古屋盲人情報文化センター(名古屋ライトハウス)
■写真:
会場の様子(写真11枚)
※以下は写真です。写真は画像の拡大リンクになっています。(写真の拡大ページから元のページに戻るには、ブラウザーの戻る操作[BackSpace]キーを押します。)
(1)第21回視覚障害者の生活を考える会平野研究部副部長の進行で第1部が始まりました
(4)就労と雇用の拡大についての話に耳をかたむけている参加者
(9)ライトハウスジョブトレーニングセンターの原田様からコメントを頂きました
以上