第45回文化祭(報告)

文化部報告
文化部長  名和 晴代
 第45回名視協文化祭は、前日までの雨も上がり、青い空の下で開催することができました。橋井副会長からゲストの紹介。「本日は、今までで一番お若い方々をお招きしました。ホルン奏者の坂田裕咲さんと、ピアニストの藤吉音羽さんです。坂田さんは東京音大在学中、岡崎出身の藤吉さんは、国立音大在学中です。秋の一日をごゆっくりお楽しみいただければと思います」と。
 坂田さんのオープニング曲は、グリエール作曲の夜想曲。夜を思わせる曲と書きますと説明。藤吉さんもピアノでごあいさつ。

演奏を聴くたびに、指揮者なしでも演奏できる音感の素晴らしさに感心します。そして今回のホルンの音が、頭上から聞こえてくるのではなく、私たちが座っている高さと同じ位置から聴こえてきたこと。伸び伸びとしたさわやかな音色は、まるでコンサートホールで聴いているように私には思え、お二方による90分は、あっという間の時間でした。

「第45回文化祭にホルンを」と決めたキッカケは、2017年に当時の美智子皇后さまの御前で、坂田さんがホルンを演奏されたという情報。また、地元の山林で切り落とされた間伐材を用いて、小さなアルプホルン作りをするというニュースを聞いて、文化祭の午前中にホルンを作って、皆で演奏して楽しみたいと思ったこと(残念ながら、これは実現しませんでしたが)。新城の小学校へ、損傷したホルンの修理に、神奈川県からボランティアグループが来て協力している話を、ホルンを民族楽器とするスイスの放送局の一行が、ドキュメンタリー番組の取材に訪れたニュースも、私の耳にほほえましく響いたのでした。

10月20日の皇太后様のお誕生日に、第45回文化祭を開催できましたことを嬉しく思いつつ記しました。なお、参加いただいた方は総勢69名でした。
皆さまのご協力で盛会裏に終えることができましたことを、心より感謝します。ありがとうございました。

(1)正面より 演奏者2名と 観客2名
正面より 演奏者2名と 観客2名

(2)演奏者2名 向かって右前方より
演奏者2名 向かって右前方より

(3)演奏者2名 向かって左前方より
演奏者2名 向かって左前方より

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